第5回テーマ
「プリント」と「刺繍」
技術とともに働く人の
幸せを考え続けた25年。
ミキハウスがつくる子ども服のデサインに生き生きとした「ミキハウスらしさ」を表現するために欠かせない大きな存在。
それが「プリント」と「刺繍」だ。
その「プリント」で代表的な製品といえば、約40年間、時を超えて愛され続けているミキハウスのバックロゴトレーナーがある。創業50周年を記念して、新しいカラーやミキハウスロゴをあしらったさまざまなアイテムが登場したが、背中に大きくプリントされた「ミキハウスロゴ」は、ミキハウスの歴史を物語る、まさに象徴ともいえる。
今回は、このロゴプリントをはじめ、ミキハウス商品の世界観を豊かに表現する「刺繍とプリント」の二次加工技術と、それを支える現場を30年にわたり指揮してきた、奈良県・五條市にある「田中刺繍株式会社」の岡村良子(2021年に勇退、元専務)にフォーカスしたい。